
こんにちは、すずきです。
今年は新型コロナウイルス感染症の影響で、お笑いコンテストはどうなってしまうのかと不安に思っていました。
3大賞レースの1つである”R-1グランプリ”は他2つ(キングオブコント、M-1グランプリ)に先立ち、3月に無観客で実施しましたね。
マジカルラブリーの野田クリスタルが王者となって幕を閉じましたが、残影ながらコロナの影響からか「R-1効果」は薄い気がしますね。TVでもっと見たい!
さて、他2つの賞レースはどうなるのかですが、つい先日キングオブコントのエントリーが開始されましたね!
(2020/10/21追記:ジャルジャルが悲願の初優勝をしました!おめでとうございます!)
そう考えるとM-1グランプリも、例年通り開催されるのではないかと思い、ちょっと早いですがM-1ファイナリストを予想しちゃいます!
なんでキングオブコントではなく、M-1かというと、純粋に僕が漫才のほうが好きだからです(笑)
この記事を通して、知らない漫才師さんを知るきっかけになったら嬉しいです!
それでは、M-1ファイナリスト10組を予想していきましょう!
※個人の好みや偏見も多分に含んでいます。
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目次
これまでのM-1グランプリから傾向分析と今年の予想
2010年にM-1グランプリが一度終了して、5年の時を経てもう一度復活しました。
その新M-1グランプリになってからのファイナリストついて、下に整理・分析してみました。
2015年~2019年のファイナリストを見るに、以下の傾向があるのではないかなと思います。
・比較的、常連/連続出場が多い大会と初出場組が多い大会が交互に来ている。
・比較的、前回大会で結果が振るわなかったコンビは悔しさ故か翌大会にも出場している。
・吉本興業以外の事務所から最低でも1組は出場する。
2019年は特に顕著で、初出場組が7組と過去最多になりました。
これまでのM-1グランプリを盛り上げてきた和牛やかまいたちなどの常連組が卒業ということで、これからはフレッシュな顔触れになってくるものと想像できます。
また今年の時流として、新型コロナウイルスの影響で、お客さんを入れた漫才ライブの機会がグンと減るでしょう。本来、単独ライブなどを行い1年かけてネタを仕上げていく必要があるなか、ライブの機会が減ったということは芸人さんにとっては大きなハンデだと思います。
劇場のある吉本興業、かつ既にある程度人気実力ともに備わっているコンビは”実践の場”が与えられる機会が多くなると考えられ、実践経験という意味で例年以上に有利になってくるのではないかなと思います。
そうした傾向などを加味すると、2020年のM-1グランプリファイナリストは、2019年のM-1グランプリファイナリスト組の連続出場を基調に、爆発力のある初出場組が3~4組ほど出場する大会になるのではないかなと予想しています。
参考までに、以下、2015年~2019年のファイナリストを掲載します。
2015年
順位 | コンビ名 | 所属 | 決勝経験回数 |
優勝 | トレンディエンジェル | よしもとクリエイティブ・エージェンシー | 初出場(敗者復活) |
2位 | 銀シャリ | よしもとクリエイティブ・エージェンシー | 2大会連続2回目 |
3位 | ジャルジャル | よしもとクリエイティブ・エージェンシー | 2大会連続2回目 |
4位 | タイムマシーン3号 | 太田プロダクション | 6大会ぶり2回目 |
5位 | スーパーマラドーナ | よしもとクリエイティブ・エージェンシー | 初出場 |
6位 | 和牛 | よしもとクリエイティブ・エージェンシー | 初出場 |
7位 | メイプル超合金 | サンミュージックプロダクション | 初出場 |
8位 | 馬鹿よ貴方は | オフィス北野 | 初出場 |
9位 | ハライチ | ワタナベエンターテインメント | 3大会連続3回目 |
2016年
順位 | コンビ名 | 所属 | 決勝経験回数 |
優勝 | 銀シャリ | よしもとクリエイティブ・エージェンシー | 3大会連続3回目 |
2位 | 和牛 | よしもとクリエイティブ・エージェンシー | 2大会連続2回目(敗者復活) |
3位 | スーパーマラドーナ | よしもとクリエイティブ・エージェンシー | 2大会連続2回目 |
4位 | さらば青春の光 | ザ・森東 | 初出場 |
5位 | アキナ | よしもとクリエイティブ・エージェンシー | 初出場 |
6位 | ハライチ | ワタナベエンターテインメント | 4大会連続4回目 |
7位 | カミナリ | グレープカンパニー | 初出場 |
8位 | スリムクラブ | よしもとクリエイティブ・エージェンシー | 2大会ぶり2回目 |
9位 | 相席スタート | よしもとクリエイティブ・エージェンシー | 初出場 |
2017年
順位 | コンビ名 | 所属 | 決勝経験回数 |
優勝 | とろサーモン | よしもとクリエイティブ・エージェンシー | 初出場 |
2位 | 和牛 | よしもとクリエイティブ・エージェンシー | 3大会連続3回目 |
3位 | ミキ | よしもとクリエイティブ・エージェンシー | 初出場 |
4位 | かまいたち | よしもとクリエイティブ・エージェンシー | 初出場 |
5位 | スーパーマラドーナ | よしもとクリエイティブ・エージェンシー | 3大会連続3回目(敗者復活) |
6位 | ジャルジャル | よしもとクリエイティブ・エージェンシー | 2大会ぶり3回目 |
7位 | さや香 | よしもとクリエイティブ・エージェンシー | 初出場 |
8位 | ゆにばーす | よしもとクリエイティブ・エージェンシー | 初出場 |
9位 | カミナリ | グレープカンパニー | 2大会連続2回目 |
10位 | マヂカルラブリー | よしもとクリエイティブ・エージェンシー | 初出場 |
2018年
順位 | コンビ名 | 所属 | 決勝経験回数 |
優勝 | 霜降り明星 | よしもとクリエイティブ・エージェンシー | 初出場 |
2位 | 和牛 | よしもとクリエイティブ・エージェンシー | 4大会連続4回目 |
3位 | ジャルジャル | よしもとクリエイティブ・エージェンシー | 2大会連続4回目 |
4位 | ミキ | よしもとクリエイティブ・エージェンシー | 2大会連続2回目(敗者復活) |
5位 | かまいたち | よしもとクリエイティブ・エージェンシー | 2大会連続2回目 |
6位 | トム・ブラウン | ケイダッシュステージ | 初出場 |
7位 | スーパーマラドーナ | よしもとクリエイティブ・エージェンシー | 4大会連続4回目 |
8位 | ギャロップ | よしもとクリエイティブ・エージェンシー | 初出場 |
9位 | 見取り図 | よしもとクリエイティブ・エージェンシー | 初出場 |
10位 | ゆにばーす | よしもとクリエイティブ・エージェンシー | 2大会連続2回目 |
2019年
順位 | コンビ名 | 所属 | 決勝経験回数 |
優勝 | ミルクボーイ | 吉本興業 | 初出場 |
2位 | かまいたち | 吉本興業 | 3大会連続3回目 |
3位 | ぺこぱ | サンミュージックプロダクション | 初出場 |
4位 | 和牛 | 吉本興業 | 5大会連続5回目(敗者復活) |
5位 | 見取り図 | 吉本興業 | 2大会連続2回目 |
6位 | からし蓮根 | 吉本興業 | 初出場 |
7位 | オズワルド | 吉本興業 | 初出場 |
8位 | すゑひろがりず | 吉本興業 | 初出場 |
9位 | インディアンス | 吉本興業 | 初出場 |
10位 | ニューヨーク | 吉本興業 | 初出場 |
M-1グランプリ2020のファイナリスト予想
先の章で、2020年のM-1グランプリファイナリストは、2019年のM-1グランプリファイナリスト組の連続出場を基調に、爆発力のある初出場組が3~4組ほど出場する大会になるのでは、と予想しました。
その観点で、M-1グランプリ2020のファイナリスト10組を選出しました。
コアなお笑いファンの方には、「うわ~新鮮味ない」と思われてしまう選出かもしれませんが、僕個人の願望より予想に重きを置きました。
※ここに挙げてないけど、好きなコンビは他にも沢山います。
見取り図
所属:吉本興業
決勝出場:2018年、2019年
今年のM-1も出場する可能性は十分高いと思います。
芸歴15年以内のコンビでしゃべくり漫才をさせたらピカイチだと思いますし、コンビどちらとも華がありますよね。
2018年準決勝で爆笑を取った「コーディネート」は今だM-1の舞台では披露していませんね。
温存しているのか、それとも2018年決勝で振るわなかったネタと系統が同じという理由でやろうとしていないのか。
僕はあのネタすごい好きなんですが。「おっかく」炸裂して欲しいです。
からし蓮根
所属:吉本興業
決勝出場:2019年
ほぼ間違いなくファイナリストになると思っています。
2019年は若手の超ホープとして、霜降り明星の最年少優勝記録を抜かすことを期待していましたが、結果は6位と振るわず。
松本さんからは「伸びしろがある」、志らくさんからは「一番好きなタイプの漫才」と評価されていましたね。
面白いネタはまだまだ沢山あります。M-1レベルでいうと「CA」「嫁と姑」あたりでしょうか。
要チェックです!
インディアンス
所属:吉本興業
決勝出場:2019年
2019年は爆発するかと思いきや、やや不発に終わってしまいましたね。
どうやら本番中にネタを飛ばしてしまったようです。本人たちもすごく悔しがっていましたね。
僕は、リベンジに燃えるコンビは翌大会に出場しがち説を提唱しているので、努力が空回りしなければ順当に勝ち上がってくるのではないかと思います!
ニューヨーク
所属:吉本興業
決勝出場:2019年
ニューヨークもインディアンス同様、リベンジに燃えるコンビですね。2019年はまさかのビリ。
松本さんとの絡みでツッコミの屋敷さんが裏MVPと言われているくらい、元々芸人としての実力があるコンビです。
礼二さんから「屋敷君の意地悪なツッコミをもっと聞きたかった」というように、彼らのストロングスタイルは毒のある偏見漫才です。
2019年はそれを出さずに負けてしまった感じです。今年はストロングスタイルを出してリベンジしてほしいですね!
さや香
所属:吉本興業
決勝出場:2017年
2017年のM-1ファイナリストですね。ただ、残念ながら大きなインパクトは残せなかったのではないでしょうか。
彼らの強みは何といってもボケ新山さんのキャラ。何となくですが、チ●ート●アルの徳●さんに似ているキャラですね。
なぜ彼らをファイナリストに予想したかというと、2020年1月にあったytv漫才新人賞の選考会ROUND3で披露した「北海道」のネタがめちゃくちゃ面白かったからです!
残念ながらROUND3の3位で決勝には進めませんでしたが、このネタがあればM-1ファイナリスト返り咲きも夢じゃないのでは!?と思いました。
トム・ブラウン
所属:ケイダッシュステージ
決勝出場:2018年
”ダメ~~”でお馴染みのトム・ブラウンですね。2018年のM-1で霜降り明星の次にM-1ドリームを見たのは彼らだったかもしれません。
あんな風体しているのに(失礼)、結構熱い部分もあって、2019年M-1準決勝で敗退したときは本気で悔しがっていましたね。
リベンジの精神はあるとはいえ、「手の内が分かっているからもうファイナリストはキツイんでない?」と思う方もいるかもしれません。
いやいや、彼らも漫才も進化していますよ。何も彼らの漫才は合体シリーズだけではないのです(笑)
「動物の生態」とか「盗撮」というネタは、彼ら固有のバカバカしさも残しつつ、合体シリーズではないという。
めちゃくちゃ面白くて好きなネタです。2019年の敗者復活戦で「盗撮」やってほしかったです。
今年は期待です!
ゆにばーす
所属:吉本興業
決勝出場:2017年、2018年
男女コンビには珍しい?かなり正統派な漫才コントをするコンビだと思います。
だいたいの男女コンビは恋愛関係のネタになりがちなところ、ゆにばーすのネタはあまり男女感を出してこないところに川瀬名人のこだわりを勝手に感じています。
川瀬名人はM-1優勝するために芸人になったくらいの人間ですから、2019年の準々決勝敗退はかなり悔しかったと思います。
今年は川瀬名人が黙っていないのではないか、と思って返り咲き予想しています。ネタの仕上がりは正直分からないです。。
ネイビーズアフロ
所属:吉本興業
決勝出場:なし
いまや大阪で知らない人は少なくなってきたのではないでしょうか。どちらも神戸大卒の高学歴コンビで、ネタから頭良いのが分かりますね。
僕の勝手なイメージですが、結成最初のほうは高学歴を詰め込んだようなネタが多かったイメージなのですが、ここ最近はスパイス程度にしているスタイルに変わったような。
ツッコミのはじりさんは声が通って聞きやすいし、ゾーンに入ったときのはじりさんはめちゃくちゃ強い気がします。
今年期待です!
エンペラー
所属:吉本興業
決勝出場:なし
2019年のABCお笑いグランプリの覇者ですね。漫才もコントもどちらもできますが、本腰入れているのは漫才のようですね。
彼らの特徴としては、ボケのにしやまさんのハイトーンと女性憑依型キャラですね。
ツッコミの安井さんが絶妙に”女心が分からない一般男性”を演じ、にしやまさんが女性になりきって漫才コントをするスタイル。
女心をわかってもらえない女性たちの気持ちを代弁するかのように、キャラに乗せてセリフを言うので、観客の女性が大爆笑していることが多いです。
もしM-1ファイナリストになったら女性ファンが沢山付きそうですね!(にしやまさんのほうに(笑))
東京ホテイソン
所属:グレープカンパニー
決勝出場:なし
「い~~や、カピバラのセキュリティ!!」と、まあ独特なツッコミが癖になる彼らですね。
結成当初は例えツッコミを独特な言い方で言っていくだけでしたが、最近は「回文」など「英語」とかに見られるように一捻りしたツッコミフレーズが増えてきましたね。それがとても面白いです!
ここ数年は準決勝には毎年行っていますが、あと一歩が届いていませんし、知名度のせいか、敗者復活はいつも相性が悪いですね。
今回は1発で決めてほしいです!